冬は確実に包んだ。見た目の問題で、樹にまだ葉がかろうじてくっついているとき、赤くなっているとき、黄色くなっているとき、まだ秋だと私たちは時を止めた気でいるが、確実にそれは冬なのである。冬になれば春になるなどというのも春を知っているものの希望であって楽観なのではないかと、圧迫感を増す冬の存在に震える。その外側に春があるなんて想像できない私は呪文のように「いいものだ」とつぶやき続けるしかないのである。

テントをかぶる日がやってくる
みんなテントをかぶるのは、突如現れた異分子を見ないふりするためだ。まだきょときょとぎょろぎょろと目が左右に動く、判断しかねるが日々はすでに暗くなっている。どうしようもなくなったらそれぞれテントをかぶる。テントの中には知っている景色が描いてあるからさぞかしの安心。
来訪者もそのうち去るがもう誰も広場には戻らない。テントから顔を出すこともない

掃除の必要性は論ずるまでもなく修行の一環である。磨き上げてどこまでも深く輝く珠も日々そこにあるだけでくすんで個性を失っていく。なぜ磨いたのか。磨かずくすませておけば輝いていると知らず掃除の必要は無かったのだ。おお。

寿司、寿司としてちらしずしのちらしっぷりを考えるとたいして散らしていないし秩序を感じたら面白くない。しかし秩序のない、まったくの無作為のちらしずしでは、桜でんぶが主なちらしネタになってしまうかもしれないし、錦糸卵はいわずもがな、かんぴょうもれんこんもそこにあってほしいと願う。無秩序のように、カオスであるかのように見えてリブラスルスがそこにいるのである

時にはすぐ後ろだけでない長さを、足跡と落とし物、忘れ物の数を思い出して長さを実感しなければつぶれる気持ちになるだろう。
寿司もひとつだと数センチだが、つなげればロングな寿司になり、一朝一夕ではなくロングずしのネタを数えるのだ。種類も多いほうが楽しいしロングになるだろう。中にはアナゴの一本握りのようなずるいものも見えるが、それもまた一つの寿司である。彩り。

境目もなく裏返るように冬の姿が見えた。突然だ。もう当分夏は顔を見せず、来訪者はみな頭に落ち葉を乗せている。風が吹いて落ち葉が飛べば冬だ。冬は高いところにあるので、頭を守る必要があり、皆帽子をかぶり始める。

海の向こうの美女や鳥はいくらでも増殖する様子を見せるのに、一人一人が波のように寄せてフォローする。私たちをだ。私たちは絵姿に人間を感じてしまうのに、悲しいかなただの蛾のようなもので、誘蛾灯が私であって、私が蛾の接近に気づかないことを願われているだけなのだ。

ああ~「スッ」に激しい動きと展開を感じる、「スッころぶ」「スッ飛ぶ」ころぶ、飛ぶ以上の何かがそこにあり、それはスッがかもしているのだろうが、「スッぱい」は、では?「ぱい」にスッという勢いが生まれる

季節はすっ飛ばさない。どんな薄さであっても必ず間に挟まっているので、すっ飛んだと思った場合はあなたがすっ飛んでいるのである

朝だけ秋のにおいが濃くなって、端っこに夏を残しているのにじわじわと境目もあいまいに広がっていくのが秋。秋の境目を見ようと気をとられて必死になるとき、冬が作ったシミが気づかないうちに広がっていき、秋は冬に覆われてしまうのだ

不安定は徐々に常に不安定という安定へと向かう、不安定たるには安定が必要であり、安定無くして不安定は生まれず、不安定を感じずに安定の輪郭が見えることもないとなれば不安定は光のようなものなのかもしれない。

アラブの中心からずれて、雨の夜に小豆を煮ている。小豆が煮える音に耳を澄ますと、グラスの向こうに、蜃気楼のような、魚の群れが見える。それらがすべて結婚していて、同じ方向を向いて、うろこの数を合わせたら……渦の回転数もおのずとわかってくるだろう。

ネットでたどり着いた文章、

「何人かのアブラムシの後にあなたがちょうどそれらのすべてのそれらのドナー紙の上の旅行ボールをチェックするので私を信頼するので、彼らが赤い目を見るとき、石で投げられた2、3のシンガーは今いくらかふるいにかけるでしょう。」

嫉妬しかない。翻訳を試みたgoogleが並べた言葉だがまじめにやっていてこの結果だということに、到達できない虚構の私の嫉妬がshit、つまり「たわごと」といつもgoogleが翻訳するアレを感じてしまう。

港に船が寄る。つまり寄港だが、船は一艘しかなくても港が複数同時に存在し、船はすべてによることができず港を空にしている。すなわち空港である。空港は代わりに飛行機が寄るようになる。水上着陸は避けたいが橋が邪魔にならない限り頻繁に行われ、港はフルに利用されるため空港ではなくなる。空港だったから飛行機が来たというのにもうそこは空いておらず、船も立ち寄らなくなる。おじゃんだ。おじゃんになっているのではないか?船が荷物を下ろすときに人がおりるのも解せない。人がおりたら荷物は船になくてもいいのだから、ノットは関係なくなるじゃないか。蒸気だって油圧だって何にもない。船の底に赤いペンキを塗ったのはもちろん飛行機と区別するためだ。深海では光が届かないため赤い色は黒と同じに見えるから、赤い色が選ばれていると言えよう。そもそも逆光の中では色などあってもなくても同じで、結局飛行機と船の区別はつかないのが常で、フジツボもウッカリ飛行機に着いたらヒマラヤに降り立ってしまいそこで芽をだし、根を張るんだろう?

脂身をよそにお届け。新しい脂身が次々、養老はこれのこと?
音楽を作りたい。誰も聴いたことのないものは音楽にならず日々の蓄積を思い出させるものが音楽。音の並びだけではないだろう。脂身のことは忘れた。

具体的には鳩、鳩がいないことに誰もが気づいた時颯爽と現れ首を振り民衆が手をあげ「鳩!」「鳩!」と私を見つけ認識を改め唯一のそれとして感動を得るのだ……

現れる波の向こうを予測していると、その通りに現れがっかりすることがあるが私がそれになるのではないか。予測できなくおしよせ漂う驚きを目指すのに。

境目はとろけて屋上を超え、明日の休日を錆びさせて置きながら風に吹かれるまま。
素朴を感じる、または作られた華美な置物が昨日と違う場所にあるのだ……

令和! 昨日までの今日、今日からの明日、境目はいつも流れていき後から認知する振り返りの標であると思う。

飯は彩りを満たしているが、多いほど灰色に近づき滅する事実が俯瞰されると、危なげな心がむなしさとおいしさと切なさを心強くしていくようである。春……

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ハトの巣

Achiの個人インスタンスです。ハトが一羽で住んでいます。